2017年01月11日

次はシューズ販売やろうよ

余程、自分が仕入れたウェアーが売れたのが、嬉しかったのか
「今度はシューズを販売しようよ」
と稜が爽快に言いました。
「わかった。丁度来月、東京に行く用があるから、その時仕入れてくるよ。」
いつもなら『頼むね』で会話は終了するのですが
「俺も行くよ。で何時東京に行くの?」
「お前は平日〇☓産業の仕事があるから土日しか無理だろう。2月26日ではどう」
と答えたら
「それじゃ遅いよ。もっとはやく行けないの?」
と急かす稜に内心
『単に東京に行ってバイヤー気分を味わいたいだろう。途中どこのサービスエリアによって何を食べて、昼はどこで食べようかなぐらいしか考えていないだろう』
と思った瞬間「そう考えるのは兄貴だから。昼なんて要らないよ。」完全に心の声を稜に読まれました。
(稜には大学で健康運動実践指導者の資格を取りながら他分野の会社に就職した4歳年上の『やっぱりこの会社は将来、俺が継がないとだめだな。俺がやるしかないな。』と思い込んでいる石橋を叩いて叩いて叩きすぎて壊し、結局渡れないタイプの兄がいます。)その稜の勢いに、手帳には予定が記入されつつも変更可能な「2月5日」を選択し答えたら
「OK。いいよ。今年はナイキの黄色が流行るからな黄色中心に仕入れるか」
と自信ありげに言ったので
「なぜナイキの黄色?」と尋ねたら
「今年の箱根駅伝で多くの選手履いていたから。箱根駅伝見ていないの?」
「そうか。わかった。本当に仕入れ任すからね」
今回の販売について販売価格その他業務全てを稜に任せるつもりです。
 
稜も22歳になりましたが、私が22歳の時、日本はバブル景気に踊らされ、「青年実業家」」「多角経営」という言葉がもてはやされた時代であり、多くの学生が成功を夢見て学生起業した時代でもありました。その後バブル崩壊、リーマンショックなどの先行き不透明な時代になり、学生の就業精神は安定志向に向かい、現在に至っています。
 
おそらく稜の頭には、仕入れ価格、原価、販売価格、人件費等の諸経費などの関係性はなく、ただ仕入れ価格より高く売ることしか考えていないと思いますが、ウェアー販売で「商売精神」が芽生えたのは事実です。稜にとって初めての「商い」であり、フィットネスクラブ内での販売という「身の丈」商売なので全てが勉強になるはずです。稜を含め若手には起業を夢みてもらいたい気持ちがあります。
 
挑戦すれば失敗することも、もちろんあります。だが再び立ち上がれば、失敗はかけがえのない宝に変わります。失敗のない人生とは、成長のない人生かもしれない。青年なら失敗を恐れないで果敢に挑戦してもらいたいです。


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